6月19日(木)、あわらんちカフェを行いました。まだ6月だというのに暑~い日になりましたが、皆さん元気に顔を合わせることができました。今回は、羽咋市滝谷町の玉寿寺(ぎょくじゅじ)のご住職である藤井昭光さんにお越しいただき、「五重塔に込められた願い」というテーマでミニ講話をスタート。
玉寿寺は日蓮宗本山妙成寺の塔頭寺院で、藤井さんは35代目のご住職さんだそうです。お話は妙成寺の歴史から始まりました。日蓮聖人、日像聖人、満蔵法印、前田利常、寿福院などの登場人物、槐(えんじゅ)の木の杖を挿したところから芽が出たお話など、皆さんには「ふむふむ…」 「なるほど!」 「へぇ~」な内容で、かの時代を想像しながら聞き入りましたね。昨年元旦の能登半島地震の大きな揺れにも耐えた五重塔の心柱構造については、「揺れを逃がしながら自らを保つ、人の生き方や考え方と似ていますね」というお言葉。建てたばかりのときはベンガラ色だったという五重塔は、遠くからでも手を合わせて仏さまの教えに触れてほしいという思いが☆
また、「成仏」とは死ぬことではなく「仏に成ること」、つまり仏さまと同じ心を持つこと、それは慈悲の心だというお話もありました。相手をうやまい、すべての人の幸せを願う気持ちです。震災後、珠洲市や輪島市でも支援活動をされた藤井さんは、被災した方々の心に寄り添って…と奥能登復興にもつなげて、お話を締めくくられました。
分かりやすくてとてもいい法話でした。宗派に関係なく、す~っと入るお話でしたね。参加された皆さんからも「大変良いお話だった」「住職さんの声も良く、元気をもらえた」「妙成寺が早く国宝になってほしい」といった感想がありました。藤井さんに感謝です^^ 合掌。
その後のカフェタイムには、コーヒーのおともに、旭町「あさお樹庵」さんのいがらまんじゅう♡ やさしい甘さとやわらかさ、今日のあわらんちカフェにぴったりでしたね。
次回は、7月17日(木)の予定です。今度はお医者さんがいらっしゃいますよ~☆ 愛笑もいつもお世話になっている松沼医院の松沼先生です。「ちょいボケについて」のお話、お楽しみに!
